きもの着付とお料理教室wayoriの順子です。

先週の金曜日と土曜日はきもの着付エレガンスクラスのお稽古でした。

今月はどちらも1クラス（人数が多い場合は2クラスに分けます)、6名ずつの予定でした。

（欠席の方がおり、どちらも5名になりました）

内容によっては6名では多いので3名3名に分けたりしますが3名の場合は万一、欠席の

方がいらっしゃると2名になってしまうので、その場合は急遽、5名1クラスに変更したり

することもあります。

エレガンスクラスは、手順を習得する基礎クラスとは目的が異なりますので、人数が多い

方が学びも多くなります。

また、エレガンスクラスは個人レッスンへの振替えができないため、欠席された場合は、

翌年に受講していただきます。

よって、毎月、人数調整やお稽古の時間調整などが伴い、受講生にはご協力いただい

おります。

今回は13：00～16：00、お稽古時間が3時間です。

最初に皆さんのお召し物について説明していただき、14：45まで私物をお見せしながら、

第一礼装、準礼装、略礼装、正装、盛装などについて考え、帯を合わせていきました。

「訪問着」とか「付下げ」とかのカテゴリー別では格は決められません。

また、訪問着であればどこでも(礼装の場に限る)OKではありません。

訪問着よりも色無地の方がふさわしい場合もあります。

訪問着ほどではないけれど盛装にしたいと思った場合は色無地よりも総柄小紋の方が

合っているかもしれません。

また紋付の色無地では淋しいなというときは控えめな付下げや吉祥柄の飛び柄小紋が

合っているかもしれません。

結婚式では、立場によっては盛装よりも正装を意識し、訪問着ではなくて色留袖を

着用するべきでは

という場合もあります。

着物の線引き、難しいですよね。

着物は20枚、礼装の袋帯は30本準備しました。

30本、全て礼装用ですが全てが訪問着に合うとは限りません。

また、流行もありますので親世代から受け継いだものをそっくりそのままコーデでは

自分らしさがないと思います。

昭和コーデが悪いわけではありません。私も母の着物と帯を合わせることもあります。

大切なことは古いとか新しいではなくて、自分らしさです。

洋服のときはいつも素敵なのに着物になったらちょっと違うような・・・的な違和感が

ないように正しい知識だけではなく、自分の持ち物をよく理解し、上手に着こなして

欲しいと思っています。

最初にご自身の着物や帯について説明していただいた意図はここなのです

。

たくさん持っていなくても、手持ちのものを理解し、工夫し、何パターンにでも変えること

が出来ます。

また、たくさん持っているのに組み合わせがちぐはぐだったり、場に合っていなっかたり

したら本当に残念過ぎます

。

ご縁があって、巡り合えた着物や帯をよく知って、愛しみ、楽しく着て欲しいです。

そのための講義でした

。

後半は実技です。

この続きは次回の記事で・・・。

この日の装いです。

シルクウールにミナペルホネンの生地で作っていただいた名古屋帯です。

長襦袢は単衣仕立てです。

お袖は中表に仕立ていただきました。

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自分らしさのためによく知ること