きもの着付とお料理教室wayoriの順子です。

今月のきもの着付エレガンスクラスのお稽古は紐使いで長襦袢も着物も着用します。

金曜は1クラス、土曜は2クラスでした。

土曜の前半クラスの装いは木綿小紋に黒地に赤の博多献上です。

後半のクラスは帯を替えました。こちらも博多献上です。

金曜の白地に黒の博多献上と黒赤の博多献上は母のものでとても古い帯です。

昔は独鈷1列と華皿2列のものが多かったと思いますが最近の献上は1列ずつ増えて

全部で5列になり、その分、柄が小さくなったものが目に留まります。

※献上柄は仏具の独鈷と華皿を文様化したものです。

　その間の縞は親子縞や孝行縞です。

土曜クラスは前半は3月に基礎クラスが修了されたばかりの方々です。

後半は10月からエレガンスクラスをスタートされた皆さんです。

前半は14：00に終了し、着替えて、14：15には退室していただきます。

後半の方は14：15から入室されます。

基礎クラスのときは「急がなくて大丈夫です。ゆっくりで構いませんので丁寧に正確に

畳んで片付けるようにしてください」と申しますがエレガンスクラス生は違います。

着付けだけではなくて、片付けることも手早く出来るように習慣づけます。

だって、ご自宅でも毎回片付けるのに時間がかかるようでしたら着物を出すのも着るのも

面倒になってしまうかもしれません。

着付けと同じで畳むことも「綺麗な方は手早いです

」

時間をかけると実は余計なことをやり過ぎてしまいます。

やらなくてもいいのに掌でやたらと撫でる方もいますし、触らない方が綺麗なのに整えようと

触ってしまい、前のところが乱れてしまい、また直してと繰り返す方も。

限られた時間しかないとわかれば余計な癖は減っていきます。

そのために後半のクラスは15：00スタートでもよかった(本当は私も休憩したいので

）の

ですが敢えて14：30スタートにして、甘えられない

ように時間設定をしました。

「うわ～

」と言いつつも、きちんとお片づけを済ませて、後半クラスの皆さんがいらっ

しゃる前に退室できました

。素晴らしかったです

後半の皆さんが紐使いで着上げた後に「なんか涼しい気がします」とおっしゃっていました。

そうなのです～。伊達締めしてないからね

紐使いで着用される際に伊達締めも使う方が多いと思います。

それもアリです。

しかし、温暖化が進む昨今、帯まわりも少し減らしたいと思います。

夏になると紗の伊達締めを使われる方もいらっしゃると思いますがいっそのことない方が

涼しいです。

そして、口々に「楽です」とおっしゃるのも伊達締めがないからです。

伊達締め幅の分を固定されるのでシャンとしますがその分リラックスはしません。

6月に浴衣の1dayレッスンを開催する予定です。

その際はいかに涼しく装うかを考え、楽でも崩れないような着方をお教えします。

長襦袢を着ないで1枚のみ纏う際には心配りも必要です。

補正や下着を改めて見直して、盛夏仕様のレッスンをしますので受講生と修了生は

どうぞお楽しみにお待ちくださいませ

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素早く片付けることもお稽古