きもの着付とお料理教室wayoriの順子です。

きもの着付基礎の水曜クラスのお稽古の装いです。

着物や帯にはお花柄が多いため、着物好きにとっては桜以外の開花も気になります。

既に藤が見ごろになっているところもあるようで慌てて藤の染帯を締めました。

この帯は、京都のぎをん齋藤の御所解きです。

関東巻き（一般的な巻き方）に締めると菊です、関西巻き(手を右にして逆巻きする）にすると

優雅に揺れる藤が現れます。

着物は大島紬です。

文様の意味はインスタグラムに書いた通りです。(省略してすみません

）

大島紬は羽織った時に冷っとすのでこの時期が心地よく感じます。

単衣に仕立ててもお勧めですよ。

しかし、10年以上前でしたら袷の方をお勧めしていたかもしれません。

単衣は6月と9月（1,2週間のフライングや延長は有り）、袷は10月から5月までとよく言われた

ものです。

袷にすれば着用可能な期間が長くなりますので何度も袖を通すことが出来ます。

しかし、急速に温暖化が進んでおりますのでカジュアルな装いは気温や体感を考慮して

自由に選べばよいと思います。

お稽古の日は今日ほど暑くありませんでしたので袷でよかったと思いますが今日のように

4月でも夏日を越えることは今後は珍しくないでしょうね。

去年は30℃くらいの日もありましたもの

写真は昨年4月の京都です。東京よりも気温が上昇し、京都は30℃越えでした。

街歩きは単衣に和紙を使った八寸帯、そして、紗の羽織にしました。

25年前にこのお仕度で講師会に出席したら叱られたと思いますがもうそのような講師は

いらっしゃらないと思います。（もし言われたら10倍返しだ～

）

5・6・9・10月の装いは悩ましいかもしれませんがお連れの方と相談して、熱中症にならない

ように気をつけましょうね。

着物のまま救急搬送されたら大変ですよ

医療従事者の皆さまも困ります

さて、この日のお稽古は畳み方の再確認からスタートでした。

wayoriの基礎には余所で習った経験者も多いのですがほとんどの経験者の畳み方が

スムーズではないのです

。

一度でも適当に畳んでしまうと余計なところにシワが出来てしまいます。

次に着るために畳み方は正確に、丁寧に、美しく

wayoriは単に着付けを教える教室ではありません。

着物を着られるようになる前に学ぶことがあります

。

次に着るための準備をします。これだけでも最初は時間がかかります。

下着を着けて、補正をして、いよいよ長襦袢。

水曜クラスだけ帯の準備もお稽古したため長襦袢の実技が1回しか時間がありませんでした。

土曜クラスは何度か繰り返しています。でも、水曜の皆さん、大丈夫です。

土曜クラスは1ヶ月間あいてしまいますので千本ノックみたいに回数重視。

水曜クラスは回数よりも丁寧にこつこつ進んでいきます。

うっかり講義を忘れてまた延長してしまいました・・・

でも、ちょっと気温が下がってよかったでしょ

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袷か単衣か悩ましい季節