きもの着付とお料理教室wayoriの順子です。

先週の土曜はエレガンスクラスのお稽古でした。

この日は6名だったため衣裳敷きが床を覆い、やや密に・・・

基礎生は私を見ていただきながらお稽古をしますがエレガンスクラスのお稽古は

鏡を見ていただきますのであっちこっち向いていてもいいのです。

エレガンスクラス生は原則着物を着てお教室にお越しいただきます。

予め準備し、時間にお尻を決めて着替えをする、教室までの道中で新たな気づきや

着崩れなど確認、玄関前で羽織物を脱いだり、上がる前に足袋カバーを脱いだりする

こともお稽古の一つです。

金曜クラスとは逆にまずは着物を一旦脱いでから、丁寧且つ手早く着直していただき

ました。ほとんどの方が20分で完成です。

それから、ひとり2,3分でコーディネートのお話しをしていただきました。

お母さまと宝塚観劇、ご親戚と新年のお集り、上京されるお母さまと東京観光、おうち着

物で気分転換など、思い思いのシチュエーションを聞いて胸がジーンと熱くなります。

だって～、基礎クラスのときは・・・と改めて皆さんの努力と継続の力に私も誇らしくなり

ます。

ハーブティーで小休憩をして、いよいよゲーム感覚で賑やかにコーディネートを考えて

いきます

12枚のカードを6名で。1回ずつ引くと6コーデ勉強できます。2回引くと12コーデですが

絶対に時間をオーバーします。

どちらがよいか皆さんで相談していただき・・・2回になりました。

最後に感想を聞いたら「きもの沼にどんどんはまってしまいます」「私もです」と、

皆さんの目がキラキラ輝いていました。

ねぇ～、コーディネートってたのしいでしょう～

この日も終始暖房なしでした←皆さん、熱い

どちらのクラスだったかな

「着物は自分のためではなくて誰かを思ったり、その場にあったものを選ぶんだなと

改めて思うと奥が深いです」とか「着物は何も語らなくても文様で気持ちが伝えられ

るんですね」とおっしゃっていました。

そうですそうです

着物は知識があればあるほど相手（まわり）を思いやれるようになるのです。

これからもコーディネートもお買い物も学びの一つと思って、好きなものや色だけで

選ぶのではなくて、生地の織り方や風合い、紋様の意味、技法により艶の違いなど

じっくり観察して着物や帯の声を聞いてください。

さぁ、一気に片付けです

着物や帯を準備した光景も好きですが綺麗に片付いた光景も大好き。

この光景を眺めながらコーヒーを飲んでいると受講生の皆さんのお声が聞こえて

くるようでニマニマ笑ってしまうのです。

この日の装いです。

辻ヶ花の総柄小紋に袋帯です。

この着物は30年前、「買って、買ってー。これが欲しい」とスーパーのお菓子売場で

駄々をこねている子供のように母に言って買ってもらった着物です。

いつ、誰と、どこに着て行くなどというあては全くないのに・・・。

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