「もがな」ということばは、
願望の終助詞で、
「～がほしいなあ」「～があったらなあ」
という意味を表しています
百人一首には、
春の夜の夢ばかりなる手枕にかひなく立たむ名こそ惜しけれ
(太字は、腕(かひな)と甲斐なしの掛詞)
という歌が採られていますが、
これは、
周防内侍の「枕もがな」というつぶやきから始まったエピソード
(「千載集」)といいうことになっています
この寒い時期に
飛鳥寺や入鹿の首塚、
もしくは
石舞台古墳のあたりに行くと、
つくづく「雪もがな」という気分になります
先日、日曜日から月曜日にかけて、
京都盆地はけっこうな雪
奈良盆地の北部でも積雪が観測されたそうなのですが、
盆地南部は、とんと降りません
雪の風情には縁がないばかりか、
冷たい乾いた風が吹き荒れる
今日など、まずまずの陽射しで、
野鳥はにぎやかにさえずり、
花粉が飛び始める前の、絶好の散策日和・・・
の、はずなのですが、
遠くはかすんでいまひとつ陰影に欠け、
ちょっと平板な残念な風景になってしまっています
カメラもっていこうか、
ちょいとSNSにでもあげとこうか、
という気にはなれない。。。
最近は、フォトジェニックな風景が好まれるようですから、
残念ながら…というしかありません
でもね、明日香はやっぱりいまも旬
明日から
キトラ古墳の玄武の一般公開
が、始まります
集合時間を過ぎてキャンセルが出たら、
予約なしでも見学できます
(ただし、あくまでもキャンセルが出たらですし、
キャンセル待ちの予約はできません)
集合場所は「四神の館」入口のすぐ横
「四神の館」をのんびり見学しながら、
ひたすらキャンセルを待つ、
というのも？
いかがでしょう