ダバオのちびっこ飛び込み競争を実況中継
ロンドンオリンピックはじまりましたね~。
フィリピンではテレビで実況中継は見られないでしょうが、半日遅れくらいで主要競技のごく一部をテレビ観戦できます。昨日は開会式と、水泳男子の予選を観ることできました。
テレビ放映権料高いし、フィリピンからの参加選手は11名だけなので、このような僅かなテレビ放映となるのでしょう。
IOCが商業主義だけではなく、世界の人々にスポーツの感動を伝えて振興させよういうミッションがまだあるのなら、フィリピンのような途上国にこそ格安の放映権料で世界最高のスポーツコンテンツを提供すべきだとおもいますが。
さて、今日は、オリンピックを記念して当ブログもこちらで取材した運動ネタを披露します。それはダバオのササ地区のスラムの子どもたちの飛び込み競争です。
ここの子どもたちは海の上に杭を打ち立てたバラックの家の前の海に飛び込んで遊ぶのが好きで、海側から見ている私を見つけると、「もっと見て、もっと写真撮って、」とさいそくするので、カメラをパチパチとしてみました。
まずは日本では年長組か小一ぐらいの女の子。
まず背を伸ばして脇を締め両腕をしっかりのばしたら、一気にド~ンと飛び込みました。
飛び込むときに腕が前に伸びて、ちょっと水を怖がっているかな。
丸裸の3、4才の男の子が飛び込み小屋の方にヨロヨロと歩いてきたので、海に落ちないかとヒヤヒヤしていたら、いきなり6、7才の女の子が両腕広げて切れ味よくドボ~ン。
飛び込み小屋の屋根にこれまた就学前のチビの女の子をみつけたら、そこから両腕をひろげて豪快にドボ~ン。
他の子の倍ぐらいの高さ5メートル級の飛び込みでした。いいもの見せてもらったとつい感動してしまいました。
飛び込み選手は女の子だけなので、男の子はいないのかなと左右見回すと、こちらをじっと見ている男の子とご対面。
平日の昼間からこんなことばかりして、ちゃんと学校行ってるのかな。
フィリピン選手団もこの子どもたちの積極性に倣い、参加する意義だけではなく、明日につながるメダルをとってほしい。