時々散歩する田んぼ道があります
そこは、この辺りでは珍しく水田が作られていて秋には稲刈りがされました。
水田を縦断するように高速道路が建設されています。
今年は大丈夫だったものの、来年の田植えはどうなるのだろうと心配してみたり
柵がされているところは耕作できないにしても、他に半分くらい残る田んぼは
大丈夫だろうか?
今の時期はアオサギ、シラサギ、ビンズイ、スズメと私が分かるだけでも野鳥が休息している。
晴れの日はカメラを構えた方が撮影をされていたり、散歩している方に何人もお会いしたり
中高年の希望の星ならぬ、憩いの場なのです。
いわばサロンのようなもの笑
写真家の星野道夫さんの『旅をする木』『長い旅の途上』『魔法のことば』文春文庫を
読み終えたところです。
星野さんはライフワークとしてカリブーの大移動(カリブーは春になるとカナダ北極圏からアラスカ原野を長い旅をしてわたってくるという)を撮影していました。
でも、アラスカの原野を移動するカリブーの群れを見る人はほとんどいないそうです。
見られない自然だから、開発をすればいいと考える開発推進派の政治家がいる。
アラスカの油田開発のためにコンビナートが作られて、自然保護か開発かで揺れていると。
星野さんは、人が見られない自然だからいらないわけではないと書かれています。
道路建設も大切な事なのですが、身近なところで少ない自然が失われていくのは寂しい気がします。