看護師になってもうすぐ1年
一言でまとめるのは難しいですが、とにかくこの1年耐えてきました
お局ちゃんのことは何度も好きになろうと、視野を広くして多角的に捉える努力をしました
一時は良い人かもと思えたこともありましたがやっぱり苦手なものは苦手です
看護師としていくら優秀でも人としてはやはりあまり魅力的に見えません
看護師は排泄や死など、一般の感覚ではタブー視されるようなものが身近にあるためか、この辺の感覚が一般の感覚とズレている気がします
普通は大っぴらにすることが憚られるようなことを無遠慮に扱うし、不平不満ばかりだし、言葉遣いも汚いし、人への感謝や尊敬が少ない
言葉は悪いですが、野蛮で品がない
看護師としてはまだ足元にも及ばない分際ですが、こんな風に思うことは多々ありました
それでも看護師になってよかったと思う瞬間もあるんです
今日の午前中の話
AMI→PCIされ昨日ICUから病棟へ上がってきた方
tdp→vfとなり意識消失
緊急コール→胸骨圧迫→DC→ROSC→ICUへ
と、ものの40分程のできごと
たまたま循環器や救急の医師が病棟にいたこと、人手があったことなど色々運がよかったとは思いますが、無事蘇生することができました
私は急変時のリーダーはまだとてもできませんが、新人としての役割(CPR、薬剤を取り出す、家族への連絡等)はやらせてもらいました
胸骨圧迫も効果的なものができていたと言えそうです
お局ちゃんは私の動きに対しダメ出ししかありませんでしたし、シンマなんて誰でもできることなんだから と言っていました
ど正論 無資格でもできます
看護師1年目の私のできることなんて、素人でもできることなのでしょう
ですが、今日は何となく自分のやったことに納得している部分もあります
急変はもう何度か経験していますが、今までの中では1年目の役割としてはよくできていた
そう思うことにしています
だって1年前の私だったら、この状況でただ狼狽えることしかできなかったはずです
薬剤名を言われ、それを復唱することすら1年前はできなかったはずです
胸骨圧迫をしたのは私ともう1人の新人
DCまで繋げたという気がします
人の命を救えた 気がします
看護師1年目、不貞腐れることも多く、最近は副業や不労所得などお金儲けのことばかりに時間を使っていました
ですが、人の役に立てたような気がする と言う思いは 投資でお金が増えたという喜びとはまた質の違う、心に残るものがあります
お金は勝手に増えることもありますが、技術は場数を踏まないと身につかない
技術は誰にも取られることはないし、自分の努力の証 その過程も含め人生そのもの
労働の意味ってそこではないかなと思いました
自分の時間を割いて身につけた知識や技術で人の役に立てる
それはお金とは質の違う報酬だなと感じます
(ま、こんな風に感じるのは1年に1回くらいかもしれませんが…)
看護師は素敵な仕事です
もっと技術を身につけたい そう思います
第113回看護師国家試験受ける方、これまでの努力を信じてファイトです!
そして一緒に看護師として頑張りましょー!