今日はブログの更新はしないでおこうと思ったのですが、これを読んだら書かずにはいられなかったので。。。
新幹線を利用したことのある方ならご存知だと思いますが、座席のポケットに入っている冊子『トランヴェール』の3月号です。3月ということもあり東北の特集なのですが、その中で作家の角田光代さんが三陸の沿岸地域を訪れたときの事を書いているのです。その中で「自分の身を嘆くよりまず、ほかのだれかに思いを寄せる。」見知らぬ他者を気遣う心にハッとさせられたと書いていました。これが東北の人の気質なのだ、と。
私はこれを読んで、「他者を気遣う心」というのはずっと前から東北の人に限らず、日本人のDNAに組み込まれていて、それが震災を経験したことによって再び注目されたのだろうと考えました。
震災のことだけでなく、毎日の暮らしのなかで忘れてはいけないのが「他者を気遣う心」なのではないかと思ったのです。
だから今日は、過去に何が起きたのかということを振り返るのも大切なことだとは思いますが、いまどうしているのだろうかと気遣うことの方が相応しい一日だったのではないかと、私は思いました。
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