「されども今廣く此人間世界を見渡すにかしこき人ありおろかなる人あり貧しきもあり冨めるもあり貴人もあり下人もありて其有様雲と坭との相違あるに似たるは何ぞや」
と作者の文章を読みながら
そんな有名な一節の続きがあるのだと差し込んだ
ドヤ顔が目に浮かび
そんなことはとうの前からしってるわい。
と半ば見下してページをめくる指がかじかんでいることに気がついた。
難点は本を読ん最中に目をあげてにコーヒーに手を伸ばし
何も動かない室内や時計の音が聞こえるのが苦手で
ベンチや喫茶店といった喧騒の中で読む時間を好んでいることだ。
おかげで読書の秋だと読み始めたものの冬の入り口を感じてしまった。
ところが嬉しくも予想を気持ち良く裏切り
2倍速で進んでしまう本を読み終えて
半日後なぜだか別の登場人物に置き換えて読みたくなり
2度目の1ページ目をめくり始めた。
何度読んでもわかっているのに。
言い訳を探して読んでいるのかもしれない。
「死と同じように避けられないものがある。それは生きることだ。」
「人生に必要なのは、愛と、勇気と、ほんの少しのお金だよ。」
by Charles Spencer Chaplin