広島駅前の大通り沿いで雨が降っている空を見上げていた昼過ぎ
突然近くで私の名前を呼ぶ声がしたと同時に白髪の60前後の男性が手を出して歩み寄ってきた。
半ば強引に私の手を取り握手をされ 「元気か!帰ってきとったんか!」
10年以上ぶりに出会った彼は10代の学生時代の多感な頃に憧れたサーフショップのオーナーで。
私をバイトに雇ってくれて、いつも世話してくれた人だった。
彼がいたから広島を好きになって。波乗りを始めること、続けることができて。
男としての憧れた、ほんの数人の一人だ。
いつしか広島から離れて時間がすぎていくにつれ、その時間が長くなればなるほど
久しぶりに会うのなら格好をつけなきゃと思うようになり
気がついたら10年以上の時間が過ぎていて。
唐突の出会いはなんとも言えない・・・・うまく書けないけれどなんとも言えない
嬉しくもあり。自分から会いに行きたかったな。。と。恥ずかしくもあり。
「去年店閉めたけどのぉ。」
彼が波乗りのできる海の無い土地で店を続けてくれたからこそ今の私がある。
赤字でも長い間、続けてきた言葉の裏にある重みに 何も言えなかったけれど。
やせ我慢と粋な心意気に「感謝」の言葉しか頭に浮かばない。
海へ連れて行ってもらってきたカーステで流れてた曲を思い出しました。
なんで彼がこの曲が好きだったのかこの年になってわかった気がしました。
愛されるべきバカなやつになりたいな。と書きなぐりながら思う夜です。