先日、中国の友人と電話で

こんな話をしました。



中国人の友人K氏は出張先の

安徽省から、暗い気持ちで

帰って来たそうです。



なぜかといいますと、彼は、

ビジネスの一つに塗装業

しているのですが、その元請け企業が

倒産の危機にある
とのことでした。



元請け企業と言っても、

個人の建設会社なのですが、

これまで、地場の不動産開発に携わり、

堅実な商売をしてきていました。



元請けの建設会社の社長は、

すでに60を越えたおばさんなのですが、

今尚、現役で陣頭指揮をとっています。



2年ほど前、私もK氏と安徽省を

訪れた際には、お会いして

歓待していただいたことがあります。



お会いしたときは、失礼ながら 

普通に田舎のおばさん!?


聞くまでは、この人が

数十億以上の資産を持つ方だとは

信じられないほどでした…。(笑)



ただ、このおばさん社長は、

地元政府に強いパイプをもっていて、

その人脈を駆使した商売で、

これまで財をなしてきたそうです。



3人の息子たちに、それぞれに

財産を分配する手はずはすでに整え

これからは、ゆっくりとした

老後を送る…


と私は聞いていたのですが、

ここにきてどんでん返しか!?。




それは 新彊への投資…。



これまで何かと問題の多かった

新彊の安定化を図るために、

ここ数年、政府は経済活性のための

投資、不動産開発を進めてきました。


(それでも今なお、問題が多いところ

 ですが・・・)



安徽省からも遠い、新彊の地にも

かかわらず、おばさん社長にも

ある有力筋の人脈から、新彊投資への

もうけ話がきたようです。




その話をきいたおばさん社長は、

躊躇することなく、ほぼ全財産に加え、

借金までしてその勝負にでたのでした。




昨年、私もおばさん社長が

この勝負にでて 友人のK氏も

そこに一部、乗っていることは

聞いていました。



その時は、これまで築いてきた

全財産で 一気に勝負をかけるなんて、

相変わらず中国人の博打商売!?

はすごいな!



驚きと共に感心もしましたが、

小心者!?の私には

到底、理解できませんでした、、(笑)



ただ、あのおばさん社長はある面、

堅実さも、持ち合わせている・・・

と聞いていただけに 余程、リスクが

少なく、確実性の高い投資なのかな? 

とも思っていました。



しかし、すでにその時点では、

中国の不動産業界は、あきらかに、

低迷の兆しが見えていました。




でも当時、おばさんはK氏に

こう言っていたそうです。



「この投資は、ぜったい大丈夫! 


今回も、パイプ(人脈)も

強いからね、だからあなたも

できるだけ、投資してた方がいいよ!」





ところが、1年ほどが経つ今、

結果は どうやら非常に

厳しいようです…。



とにかく、不動産が売れず、

惨憺たる状況だといいます…。



で、おばさんは投資で利益を

得るどころか、借金の返済に

追われている状況だといいます。



人生最後の大博打は、

大失敗に終わる可能性が

高くなっているようです。



おばさん社長、今回の投資を

するにあたり、不動産不況の

流れがあることは当然、

理解していたはずです。




それでも、今回あえて勝負に

でたということは、いままでは、

つねに成功神話とされてきた

人脈商売・・・。


それが、現実経済の激流には

勝てないということを

見誤ったからでは

ないでしょうか…。