上海で3年ほど前、私は知人の紹介で、

中田氏(仮名)という方と

お会いしました。



中田氏は、家具の製造、販売をしている方で、

上海にも大きな製造工場をもっていました。



当時、彼はホテル事業にも、興味をもっており、

私たちへコンタクトを頂いたのでした。



ホテルを展開することで、そこに使う多くの

家具の販路拡大というのが中田氏の

最終目的でした。



当然のことながら、先方も我々のことは

かなり調べており、私たちも慎重に

中田氏のことは調べさせて頂きました。



中田氏には、香港の有力な投資家がついており、

家具の事業にも、その方のかなりの支援が

あったようです。



彼の工場にも、行ってみましたが、大きな工場で

200名ほどの従業員が働いています。



販売先も、日本の大手メーカーが

中心で、かなり盛況のようでした。



この人となら、事業提携しても、問題はないかも

しれないと考え、積極的な協議を開始しました。



投資は、中田氏側でおこなう、

こちら側は、物件探しから立ち上げ、

その後のオペレーションをやって欲しい!

ということでした。




できるだけ、早く実現したいというので、

早速あらゆるところに手配した結果、

「ここしかない!」

という物件が見つかりました。



国営企業が所有している物件で 

現状もホテルなのですが、民営化

すすめるために、どこかに貸したいと

いう物件です。



家賃が少々、問題をでしたが、それを除けば、

上海市の大きな繁華街に位置し、

立地は良いし、現状がホテルなので

投資資金も2億はかからない・・・。



これ以上はないといえる物件でした。



すぐに、中田氏にも伺うと 大賛成で、

ぜひ、話を進めてほしいということに

なりました。



それから、そのビルの責任者(H氏)の

ほうへ私は、日参しました。



かなりの好物件でしたので、当然私たち以外も

大手のホテルチェーンを含め、

6社からのオファーがすでにありました。



最終的には、ホテルの企画と、家賃額を入札する

形で、決定されるとのことでした。



ただ、入札とはいうものの、ここは中国。


最終的にはその担当者H氏の意向が

つよく影響することは、わかっていましたので、

まずその方との人間関係の構築が最重要です。


ありとあらゆる手で必死にコンタクトと

続けました。



それが功を奏したのか、H氏はしだいに

私たちに好意的で 他の会社の情報を

教えてくれるまでに なっていきました。



その間、中田氏の支援者である香港人のT氏も訪れ、

現状の報告をするなど、話は順調にすすんで

いたのですが…。





次回へつづく