前々回より、当社(日本国内)で中国人たちを

雇用している実例の中で、日本国内で

中国人を雇用する場合について考えています。


1回目の話

⇒ http://ameblo.jp/waveshanai77/entry-11535951936.html




そして前回、中国人スタッフの仕事効率を

上げるために中国人(李さん)のリーダーを

作ったという話をしました。


前回の話

⇒ http://ameblo.jp/waveshanai77/entry-11537287403.html


その結果、中国人スタッフたちのまとまりが

出てきて以前に比べて仕事効率は確かに

上がってきたようです。



彼らへの指示も李さんのおかげで

徹底できるようになったと言います。


日本人スタッフからの不満は多少残るものの、

責任者N君のフォローでなんとか

乗り切れそうな感じです。




ただ、責任者N君に起こった新たな悩みとは…?



N君「もう一つ、困りかけていることがあるんですが…、、、」



「もしかして、リーダー李くんのことではない?」(笑)



N君 「えっ?」



私 「リーダーの李さんが、あまり働かなくなった

  ってことじゃない?」



N君 「ええ、そうなんですが 

  なぜわかったのですか??」




中国人を雇ったことがある方でしたら、

お分かりでしょうが実はこれ、

よくあるパターンなのです。




いままで、真面目でよく働くので、

一般職から、リーダー(中国では領班)や

課長職(中国では経理)に

昇格させた途端、急にいままでのように

働かなくなる!? というケースです。




おかげさまで、中国では、何度も

このパターンを

経験させてもらいました。(笑)



普段の仕事振りをみていて、

真面目で本当によく働くのでこちらも

それに答えようと、リーダーや経理職に

昇格させると とたんに仕事振りが変わる…。



いままで同僚だった人たちに、

人が変わったように偉そうに指示はしても、

自分はいままでのように

働かなくなったりするのです、、、



「なぜ、みんなと同じように

 仕事をしないのか?」
というと


「私は管理する立場になったのだから、

 私がみなと同じ仕事を

 していては、みんなに示しがつかない」



と平然と答えるのです。




ある者はいままで着用していた

制服を変えてくれ… とも言います。



理由を尋ねると


「私はリーダー(領班)という

立場になったのだから、一般の者と

同じ服装では、メンツが保てない!?」
 と



日本では たとえば一般職から係長等に

昇格した場合、従来の仕事プラス係長としての

仕事をするのが普通ですし、いままで以上に

働くことが当たり前だと考えます。



ところが中国の場合は、管理職になったら、

下の者を管理することが仕事になるのだから、

いままでの仕事はすでに自分の仕事ではないので、

やる必要がない…と考える人が多いようです。


(もちろん例外はありますが…)



よって中国においては、一般職であったり、

リーダー(領班)、課長(経理)など最初から

職種を指定して雇うことが一般的です。



私も最初はとまどいましたが、再三同じことに

なるようなので「中国では、こういう習慣なんだ」

と思うことにしました。



そこで、昇格をさせる際は、かならず

事前に本人と面談をすることにしました。


「あなたはいつもよく頑張ってくれて

いるので今度あなたを領班に

昇格させようと思っています。


しかし、私が考えているリーダー(領班)の

仕事とはただ、指示を出して下の者に

命令するだけで良いと

いうことではありません。



いままでしている仕事もいままで以上に

頑張ってもらわなければなりません。

さらにリーダーとして

管理の仕事もして欲しいのです。


もしそこを納得し、約束いただけるのなら、

昇格していただきますが、いかがですか?」



そして本人が納得、了解した場合のみ、

今後の仕事内容を記載した確認書にきちんと

サインをしてもらったうえで

昇格をしてもらうことにしました。



少々、やり口が汚いようにも思えますが、

お互いに後で話が違うではないか?

といったようなことは無くなりました。




今回当社の場合、李さんも日本に慣れていると

はいえ、あくまでも中国人だったのです。



リーダーに昇格させるときに、今後の仕事内容に

ついて事細かく、話し合った上で了解させて

おくべきだったということですね。(笑)




次回このシリーズの最終回は、中国人雇用の

最低限注意しておくべきこと!? です。