シンガポールにまつわる言葉で、

「シングリッシュ」というものがあります。

これは「シンガポール式イングリッシュ」

という意味で、

"シンガポールで使われる英語"のこと。


(↓昨日水道橋で見つけた、シンガポール発

「海南鶏飯」のお店。今度行こう♪)



「シングリッシュ」・・



他の英語圏の英語と違うのか?

と問われると、私はハッキリ

「違う」と言います(笑)。



というのも、

先週シンガポールに行くまでは

英会話や英語の発音には

結構自信があった私でしたが、

何とシンガポールではなかなか

英語が通じず聞き取れずで、

それが何だか謎で仕方ありませんでした。

(シンガポールの公用語は英語と中国語)



それで帰国してから色々調べていたら

「シングリッシュ」という言葉に出会い

その意味を知ってやっと謎が解けた

ということでした。



そう「シングリッシュ」とは

中国語と英語をミックスした独自の発音と

文法で成り立つ言語だったのです。



実際私もタクシーに乗って

行き先の「Carlton Hotel」を

私が普通に英語発音したら、



運転手さんは

「え?どこのこと?聞き取れないよ。

(しばらくやり取りして)・・

あー!"カルテンホテル"のことだね!」



いや、カルテンホテルって・・(苦笑)。

まあ行き先が合ってたらそれでいいけど、

会話がなかなか大変だなあ、と

焦ったのを覚えています。




その時運転手さんが

「あなたの発音は欧米式だね。

こちらは中国語寄りの発音だから

だいぶ違うんだよ。あはは!」と

笑っていたのでした(苦笑)。



あとはホテルのスタッフでは

アラブ系の方が独特の発音訛りで

聴きづらく、



写真撮影してくれたSamanthaは

バリ島出身でインドネシア寄りで

理解が難しかった。。



それぞれ発音も文法もかなり独特でした。



実は一般に欧米人でもシンガポールでは

「英語が通じない、聞き取れない」と言う人が

結構多いそうです。



そういう部分でも

耳と想像力、文脈理解力が問われる旅だったなと

振り返るこの数日。



同時に自分の「英語力や発音力」が

落ちたのではなかったということに

安堵した私でした(笑)。



本当、言語って不思議ですね。

生き物だなあと思います。

場所や使う人によってあっさり変化するもの。



そう思うと、

正しい英語の文法や発音に囚われて

なかなかカジュアルに英語を使えない日本人って

真面目過ぎて損してることが多いなあと感じます。



言語はやはり使ってナンボのもの。

大事なのはコミュニケーション自体であり、

英語の正しさではないのです。



最初から綺麗な言葉で話せるのは理想ですが、

外国語を最初からパーフェクトに話せるなんて

ことの方が稀ですから、

やはり使って慣れて上達するのが正解なのです。



そのためにはまず

「間違える勇気」を持つことが大切ですね。



そしてきっと

「生きる」こと自体に対しても

そういうスピリットでいけたら

見える世界が変わってくるのでしょう。



何だか色々な所に学びがあるなと

今回も気付かされた旅でした。




では皆さん、

今日もパワフルに素敵な一日を

お過ごしくださいね^ ^♪