GW最終日、東京は晴れ。


ここのところ歌う体力増強のため運動を増やしてますが、

跳躍を3分やっただけでふくらはぎの筋肉痛が半端ない私です(笑)。


ヴォイストレーナー高田なみの歌ブログ-jog

さて、今日は「歌」の”テクニック”と”歌唱力”に関してのお話。


そもそも”歌のテクニック”とは何?ってことですが

すぐに思い浮かぶのはビブラートやフェイク

(楽譜に記されてない節回し又は即興メロディ)などでしょうか。


あとは、曲の抑揚をつけるセンスやブレスの位置を

工夫すること自体もある意味テクニックです。


ただ、これは何のためにあるのか、

どんな時に使うのか・・ということを意識していないと

ただの”歌い癖”という風に識別されます。



昨日私がレコーディングしてた曲も、以前から

何度かデモを録ったりしてた馴染みの曲なのですが

本番レコーディングとなるとやはり気合いが入り、

最初はちょっとテクニックを使いすぎてしまいました。


これはある意味それができるという浅い”自慢”ですが、

別の意味では、”テクに溺れた自分の愚かさ”に苦笑い・・という状況。


正直「”歌うまいでしょ?”オーラ」に溢れた曲なんて

本当につまらないですから。ここはクールにバッサリです。

これは”歌唱力”とも呼びたくない(笑)。



・・と、以前にもここで同じことを書いたにもかかわらず

またやらかしてしまったのですから、これは本当に

”永遠のテーマ”だと感じました。



昨日はもちろん、1度目のOKテイクのプレイバック(再生)で

これに気づいたので、また最初から歌い直しました。


そして徹底的に不要なテクニックをそぎ落とし(要るものは残し)、

傍目には何も難しさのない”すんなりとした歌”が

できあがりました。肝要部を除いては。(詳しくは後ほど)




ちなみに、具体的に言うと最初のテイクは


◆全体にリズミカルで、メロディのキャッチーなところは

少し強調して耳に残るようにして、

ビブラートの入れ具合は耳に心地よく”技あり”という感じの歌



・・という具合でした。

身体がよく反応してこのようにテクニカルに気持ちよく

歌ってたので聴いた時も一瞬はすごく達成感がありました。

特に問題はない。


でも、再度目を閉じてじっくり聴いてみると、心には何も残らない。

正直”しまった!”と思いました。これは大問題!(笑)




もしこの曲がリズム&ブルース(R&B)だったならまだしも、

この曲は本来”ポップバラード”


特にピュアなカラーのやさしい曲調で、

まるで”大切な人への言葉を綴った手紙”のような歌詞。


その分、聴きやすいようにキャッチーなメロディを所々取り入れ、

リズムも少し軽快にしてバランスを取ってある。。


だから、この曲は”リズムとメロディに身を委ね過ぎると

歌詞のじんわりとした世界観が薄くなってゆく危険”が出てきます。




人は心地いいもの、目立つものに自然に流される性質があるから

リスナーに”詞を感じてもらいたい”と思っても、

歌う側が実際”リズムとメロディ主体”の表現をしたら

当然、歌詞よりも、その二つが注目されやすくなりますよね。


まあ何度も聴いてるうちに「歌詞もいいね」という曲はたくさんあるし、

否定もしませんが、やはり第一印象は影響大。


だから歌う側は、曲の「コンセプト」や「性質」をいったんクールに

客観視してから自分の引き出しにあるテクニックを改めてセレクト

すべきです。そして心を曲の世界に集中(頭はクールなまま)して歌う。

これが大事。




昨日の私もそのようにリセットすると、

◆歌がシェイプアップされて、結果、聴きやすいものに。

リズムとメロディの力を適度に利用して(でも流されずに)

詞を伝える表現ができた。


・・と、思います。


リズムにはノリノリ♪という感じではなくなりましたが

詞と情感を伝えるためのテクニックを生かしたので、

その分「曲自体のリズム」や「スムーズさ」を抑えたということです。

(あらかじめ歌詞と曲のリズムを合わせて作る曲も多いですが)


とにかく、このさじ加減の主人が「感性」であり、

結果出たものが「個性」と認められる部分なのでしょうね。


この二つを総称して「実力」又は「歌唱力」と私は呼びます。




また、”何を歌っても「○○さん」”と言われるのも嬉しいけど、

それを長く愛されるならば感性と個性のバランスがよく、魅力的。

すぐに飽きられるならば感性かテク、またはその両方を磨く余地あり。


ある程度の曲数歌っていけばその答えは出ます。

1曲でわかる場合もあります。


そして”現在”魅力的でも、追求することをやめたら

それはまたすぐに錆付きます。感性は生き物ですから。



そう考えると、長く多く愛されて歌い続ける歌手、というのは

それだけの実力と感性を備え持ってて、かつ常に磨き続けてる、

新鮮さを保ててる、、ということなんでしょうね。



そんなわけで、

今後、私もそうありたいと思いつつ、

そういう「歌の柱」を基盤に、常に新鮮な指導ができる講師で

ありたいと昨日改めて実感しました。





あ、趣味で好きに歌ってる分にはもちろんどんな歌い方でもいいんですよ~。

楽しんで、どんどん歌ってくださいね。


自己満足!ストレス解消!感情の開放!・・何でも来い!

歌の存在意義はまだまだたくさんあるんです^^



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