歌う時、呼吸法は腹式だってことはご存知の方も多いと思いますが、
発声は何式か知ってる方は少ないかもしれません。
たまに「腹式発声」・・という人や本もありますが、
それは正しい言葉ではありません。
正解は「胸式発声」(きょうしきはっせい)。
要するに、胸板を声の共鳴板として使うんです。
口から発声しようという意識が強いと無駄に息漏れしてしまい、
喉で声や息の量をコントロールしようとしてしまう。
だから、改めて支えの位置を下腹部や腰周りに落として
固定し、そこを起点にして胸と口同時に声を共鳴させるような
気持ちで胸を張って声を出す。
そうすると喉も楽だし、声が安定します。
少しの支えの力で最大限の声量を稼げるし、
響きのある心地よい声になる・・ということです。
昨日ボイトレで、「胸で共鳴させる」の感覚が
なかなかキャッチできなかった23歳の女性の生徒さんがいました。
彼女には私の鎖骨と胸板に手を置いてもらったまま
私が声を出し、そのまま歌の1フレーズを歌うのを聴いてもらいました。
彼女の手の上から私がまた更に手を載せて
一緒に振動を確認してたら、骨に共鳴するその振動が私の手にも
ビリビリ伝わってきました。彼女は私の何倍もの振動を感じたでしょう。
すると彼女は目をまん丸くして驚き、
「わ~!!!!すごい響き!!!こういうことだったんですね~!!
私もこういうふうに歌いたいです!!!」と大興奮。
歌うとよく「感動して鳥肌が立った!!」と言われますが
その要因は心理的なもの半分と、この共鳴による直接の振動、
いわゆる「直接のシビレ」が半分だと私は思っています。
常々レッスンでも「歌は”心”と”響き”ですよ」と言ってます。
心だけでは伝わらないものを更に相手と「響きの振動を共有」することで
リアリティを持たせる。耳で聴かせるだけではなく、体感として伝える。
これが身震いする感動や鳥肌が立つ歌を生み出している・・と言っても
過言ではないと思います。
本当に伝わる歌を歌いたい人は
「腹式発声・胸式発声(共鳴)」この黄金のメカニズムを
ぜひ身体に染み込ませてください。
歌う時にまだ頭でこれを考えてるようじゃ身体には浸透してませんよ。
無意識で身体が共鳴している状態が
”本当の発声・ボイトレの完成系”です。
この共鳴を体感したい人はぜひ私のレッスンに来てみてくださいね。
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