ここ2ヶ月くらいずっと国民的人気バンドの曲を聴いていて、色々色々考え過ぎたため、一度アウトプットしてスッキリさせるためのブログです。色々何かすみません、と謝っておきます。






年末から急にミセスグリーンアップルというバンドの曲を聴くようになった。

 

 

 

 

決定的だったのは紅白歌合戦の「GOOD DAY」のパフォーマンスが素晴らしかったからで、どうにもこうにも気になってしまった。この曲がとても好きで聞いてて楽しいのと同時に、真ん中で歌ってる人の顔に凄味がありすぎて、何だか怖かった。その「楽しい気持ちになるような幸せな音楽を届けるための最適な表情をしています」という完璧さが。嘘ではないけど素でもない、慈愛に満ちた表情の理由を知りたくなった。

 

 

 

 

この人たちのことを全く知らず、色々聴いてて好きだったのは「soFt-dRink」と「Feeling」だった。公式のライブ映像が沢山あって、歌がすごく上手なのと、そしてとても感情的に歌っているのも良かった。

 

彼らがどんなバンドなのか知りたくて、代表曲「ライラック」「ダーリン」などを聴いて、この歌詞を作った人は「自分を愛したいし、愛されたい」のか、ということをぼんやり思った。

 

 

 

 

お正月休みだったので上映していたドキュメンタリーを見てみた。想像以上に興味深く、このバンドの全ての方向性を決めている大森元貴さんの存在というものをよく理解した。曲を作るプロフェッショナルな姿はかっこ良く、エンドロールで流れた一問一答での彼の答えは、ちょっと胸につかえるものがあった。この人たちの曲を片手分くらいしか知らない段階だったけど、彼が独りにならないために、二人を高みに持っていくことは切実な願いでもあるのだ、ということは伝わってきた。

 

 

 

 

映画の中で、自分の孤独感を表している、というようなことを言っていた「フロリジナル」を聴いてみた。聴きやすくてすぐ好きになったけど、そういう気持ちで歌詞を見てみると、とても純粋な願いの曲だった。

 

大切な人に大切にされたい 

誰かに「ここに居ていいよ」って 

時間じゃない次元へ行きたい

 

それはそう、みんなそう。でもこの願いをこんなにも声高らかに歌うのはどうしてなんだろうか。「フロリジナル」は2022年の歌のようだけど、2025年になっても彼は同じ気持ちでいるのかと思うと、「孤独感」て何なんだろうかと、すごく不思議だった。

 

 

 

「フロリジナル」がすごく好きで、この豪華なバンドでアレンジされた公演を全部見たくなった。大森さんの演劇っぽいパフォーマンスと歌唱も素敵だと思った。職場のミセスファンの女の子と話していたらDVDを貸してくれることになったのだけど、「本当にホワイトラウンジでいいんですか?」と聞かれた。私の感想は「これは…大森元貴公演会…」だった、良い意味で。とにかく何かを表現したいと欲する熱量のすごさみたいなものに感動したし、歌われる曲もすごく良かった。もう返してしまったけど、自分のために買っておこうかと思うほどに。

 

 

ちなみに、この公演で印象的だったのは、「ケセラセラ」から「solanji」への流れで、とっても寂しそうな表情をする大森さんと、「Attitude」という曲をミュージカルスターのように熱唱する大森さんで、「なるほど、弱い人のために歌ってくれてるのか」と知ったりした。

 

 

ホワイトラウンジの中で歌われていた「Folktale」という曲がとても好きになった。この「EDEN no SONO」というライブ映像も素敵。フェーズ1と呼ばれる期間の映像を観ていたら、これはフェーズ2が始まった時のもともとのファンの人たちの驚きったらなかったろうな、と思った。彼がフェーズ2を始めた時の目的と覚悟が、彼らの風貌から伝わってくる。DVDを貸してくれた可愛い後輩は、「アトランティス、キラキラで似合ってますよね。フェーズ1の見た目だったら多分好きにならなかったと思います~」と言っていて、とても健全な気がした。確かにアトランティスの大森さんは可愛くてキラキラしているのだ。いや、何かとにかくすごい。ちなみにフェーズ1の終わりにリリースされた「PRESENT 」という曲もすごく好き。

 

 

 

 

 

活動休止中にリリースされたソロの「Midnight」という曲の大森さんは、K-popばかり聴いていた私にはすんなり馴染む。化粧ってすごい、衣装ってすごい、ていうかダンス上手すぎ。天才なんだな、と思う。後輩ちゃんも、「Midnight」かっこいいですよね~♡と言っていた。

 

 

そしてこのビジュアルで出演していた、しらスタの大森さん。アカペラで「青と夏」と「僕のこと」という曲を歌っているのだけど、その声がとてもきれい。きれい過ぎて、ずっと聴いてたら涙が出そうになったほどで、やっぱりギフトなのだとも思う。

 

 

ところで、老若男女問わず大好きな「ライラック」という曲だけど、私は、自分が好むと好まざるとに関わらず聞こえてくる状況によって苦手な曲になっていた。でも、改めて聴くとやっぱり良い曲だし、このメイキングがすごく好き。

 

 

 

 

 
 
 
 
こうやって、ずっとミセスグリーンアップルの曲を聴いていたら、YouTubeで秘密めいた曲たちに出合った。同一人物から生み出された曲なのだと思うと、あまりに乖離していて衝撃的だった。暗く静かでシンプルな温かいアルバムがとても心地よくてずっと聴いていたのと同時に、こんな静かな暗闇と、華やかなショーへの衝動を両方持ち合わせている人は、頭がおかしいんじゃないか、と真剣に思った。彼が訴え続ける孤独感や虚無感、寂しさ、存在の肯定、自分を愛したいという願い、そういうものの理由を、過去のインタビューや歌詞を読みながら考えて、私なりの結論に辿り着いた。私の妄想の中の結論に。
 
私は、キラキラしているのに苦しそうな人を研究することで、欠陥や異常性を持ちながら生きていく方法を探しているのだと思う。普通に幸せそうな人は何を考えているのか、キラキラしてるのに苦しいって訴える人は何に苦しさを感じているのか、ずっと罪悪感から逃れられず涙を流し続ける人はどうやって自分を救うのか。そういう、人の感情の構造を知ることは、不可解なことばかりの世界を怖がらずに生きていくためのヒントになると思っているのだと、そんな風に思う。
 
私が出した結論は、「音楽と人 4月号」で、ほぼ答え合わせが出来たように思う。彼が中学生だった自分を本当の意味で受け入れることが出来る日が来るのか分からないし、それによって生み出される芸術作品に出合えなくなるのなら、そんな日は来なくていいのかもしれない。成功し続けるという鎧で守っている傷、誰かを救うことで許される自分という存在。(という妄想)
 

 

 

最新曲「0.2mm」

映画のテーマは私にとって身近なものでもあって、この歌は切なくて温かくて、とてもとても優しい。

 

逃げてもいい

泣いてもいい

私で居ることが何より大切だと

私は知る

 

私はここの歌詞がとても好き。

 

そして

 

あと少し優しくなりたいんだと言う

まあ言うだけ言う

 

この部分は、大森さんの自己認識を思って切なくなる。

私も多分、メタ認知は出来るけどそんなに優しくない人間だと思う。

 

 

 

ミセスグリーンアップルはビハインド映像も沢山あって面白い。BGMのように色んなビハインドを流しながら家事をしたりしてたのだけど、ある日、見過ぎたせいか、ちょっと吐き気みたいなものを感じた。多分、フロントマンの正しさと自意識の圧が画面越しに迫ってきたのだと思う。勝手にそんなものを感じる自分がそろそろ怖い。

 

 

 

 

このカバーはとても好き。

 

 

 

 

この雰囲気とてもかっこいい。

 

 

 

 

 

 

職場の可愛い後輩は、「MUSIC AWARDS JAPAN 2025」のダーリンがすごくかっこいいです、と教えてくれた。声の調子が良くないのに、その状態で全力で歌うのがすごくいいんです!と。そして、正直ソロはあんまり好きじゃなくて…と言っていた。すごくよく分かる。大森さんはふり幅が大きすぎるよね。そんな彼女の健全さがとてもまぶしい。

 

でも私は、化粧ばっちりでキラキラ輝きながら弱い人のために歌ってくれる大森さんも、黒いスーツでインテリな雰囲気をまとう大森さんも、芸術性も技術も高すぎてぐうの音も出ない作品を自分のために踊る大森さんも、すごい面白い人だな、と思う。

 

とりあえず、最近はミセスグリーンアップルというバンドの曲をずっと聴いている。