アングスト不安 2020 87分
55点


刑務所から保釈された殺人犯は
再び誰かを殺そうと思う...




オーストリアで1980年に
起きた実際の出来事を元に作られ
1983年に公開されたものの、
すぐに上映禁止になったという

いわくつきの映画ですが
2020年に日本で公開されるという
どうした日本案件なんですが

終始不気味な雰囲気に包まれては
いるものの
なんか変な映画だったかなあと思います


まず
主人公の殺人犯の人生が簡単に説明され
その後、彼のナレーションとともに
事件が進行してくっていう

殺人犯の思考回路丸わかり
起きてること全部わかるっていう
ストーリーなんですけど

ちょっと殺人犯がボンクラ
もちろん狂気じみてて怖いは怖いんですけど

ちょっとボンクラすぎて、
もっと頭がめちゃくちゃいい
もしくは絶対的な価値観を持ってる
強いサイコパスを期待してたんですけど


頭が悪くて、行き当たりばったりタイプの
サイコパスだったので、
ちょっと期待はずれだったってのはあります


それでも
その行き当たりばったり感を
無理やりねじ曲げて正当化してみたり
受け入れられなくて怒り狂ってみたり
思考形成も
ナレーションで逐一伝えてくれつつも

狂人にされるがままに
されていく被害者たちの姿ってのは
痛々しくて

40年前の映画とは言え
侮れない怖さがありました


ただ
映画にエンタメやカタルシスを得たい
僕みたいな人間にとっては
正直退屈なところもあったのも事実で

あまり強くおすすめ出来ない
変なホラースリラーの域を出ない
サイコパスの思考を辿れる映画でした〜