権力に告ぐ 2020 113分
70点

ダイカン銀行売却事件の真相に迫る検察官...



2003年に実際にあった
アメリカのファンドが韓国の銀行を安値で買収し、その後
多額の売却益を得た出来事を元にしたフィクションだけど

タイトルの通り告発にも似た熱量のある
金融サスペンス映画でした

1997年に起きた
韓国の通貨危機
国家が破産する日
という映画でも描かれていましたが

その後日談というか
同じ流れにある映画なので、
国家が破産する日も見ておくと
より楽しめるかもしれません


映画は俗に言う
この事件、真っ黒に見えるんだけど
なんで悪を捌けないんですか?

型の
上級国民逮捕するの激ムズなやつなんですが

今作はそれの最上位
韓国の銀行をアメリカに売っちゃおう
ついで
それに便乗して金儲けしよう

っていう
国家ぐるみの巨悪に

検察官がほぼ1人で立ち向かう

はたして証拠をつかめるのか
その証拠をどう世の中に伝えるのか
そもそも生き残れるのか

のスリルは満足できるものがありましたし


事件の関係者が自殺に見せかけられて
殺される謎や

上級国民側で葛藤する人

検察側で巨悪に染って行く人

なんかの脇の話も充実しているので
隅々まで楽しむことができました


この手の
上級国民まじふざけんな
映画ってなんとなく
説教臭くなりそうなんですが

堅苦しくなることなく
かといって
青臭すぎる理想の正義を振りかざすことなく

現実の苦味のある着地をみせてくれた
韓国エンタメはやっぱり
日本とはレベルも志も違うなあと感じた

不都合な真実
金融サスペンス映画でした〜