
旅するダンボール 2018 91
70点
古いダンボールのロゴをデザインした人を
探す、ダンボールオタク...
ダンボールを材料に財布とかを作る
ダンボールアーティストの島津冬樹さんの
活動を追ったドキュメンタリー映画です
モノの価値とは何か
という映画の入口から
なぜ
島津さんがダンボールに興味を持ったのか
どういう人生を歩んできたのか
何を考えて生きているのかと
どんな就活してきたのかとかの
人物を深掘りしていきつつ
色んな種類のダンボール
色んなデザインのダンボールが
次次と出てきたり
ダンボールを使った財布作りのなど
なんにも知らなかった
ダンボールの世界を
ダンボールの可能性を
知れる知的好奇心のクズくり方が
半端じゃなかったです
で
この映画が画期的なのは
観客の持ってるダウンサイクルの
エコ意識
ティーシャツを雑巾にする
ペットボトルをリサイクルに出す
みたいな
ダウンサイクルだけのエコ意識から
アップサイクルの概念を
理解させて
ゴミを別の製品にして大切にすること
ダンボールを財布にしたりして
そこに愛着、価値を見出すこと
アップサイクルの意識を受け付けることに
成功させてしまうっていうのが
素晴らしいなと思いましたし
その活動が
めちゃくちゃ自然に
けれどパワフルに拡大していくっていう
過程が嫌味なく描かれいて
とにかく見て良かったあと感じました
これみたあと
ダンボールの見え方が確実に変わる
ダンボールのルーツと
人類の未来に迫るダンボール映画でした〜