
The NET 網に囚われた男 2017 112分
75点
北朝鮮の貧しい漁師はひょんなことから
韓国側に流されてしまう...
監督は
第69回ヴェネチア国際映画祭で
最優秀賞を
嘆きのピエタで獲得した
キム・ギドクです
共産主義の北朝鮮の人が
思いがけず不可抗力的に国境を跨いで
資本主義の韓国に入ってしまって
スパイと疑われ警察署に閉じ込められ
取調べがはじまって....
と
1人の、か弱い一般市民が
勝手に
共産主義と資本主義のイデオロギーに挟まれ
勝手に
北朝鮮からのスパイに仕立て上げられと
どうすることもできない
それこそタイトルのごとく
網にかかった魚のように
ただ都合のいいようにされていく様は
めちゃくちゃ理不尽なんだけど
警察の言い分も若干わかるため
理不尽じゃなくさせてしまっている
これまでの歴史
これまでの韓国と北朝鮮の関係
を浮かび上がらせていくのは
とても痛々しかったです
イデオロギーを盾に
資本主義の幸せを押し付けられ
困惑したり
北朝鮮の共産主義の押し付けに
困惑したり
と
ただ1人の人間が
色んなものの板挟みになって
心が壊れていくのは
見ていて
朝鮮半島分断の原因でもある
日本人として
グッとくるものがありました
ストーリーはシンプルですが
中身は骨太
イデオロギーってなに
国家ってなに
平和ってなに
幸せってなに
と
北朝鮮の漁師の目線から
突きつけてくる
濃厚な板挟み映画でした〜