エンツォ
レーサーになりたかった犬とある家族の物語
2019 109分
80点


犬をかい始めたカーレーサー...





監督はマリリン7日間の恋
グッバイクリストファーロビンの
サイモンカーティスです

犬の視点から
ひとりのカーレーサーとの半生
一緒に過ごした時間を
犬の語りで進めていく

という変わった語り口の作品で
個人的に動物映画が苦手なので
どうなの

と思いましたが
めちゃくちゃ良かったです

カーレースシーン沢山あるのかなあ
レーサースポ根ものなのかなあ
と思いきや
やはり犬の視点がメインなので

そういったスポーツシーンはあまりなくて

犬と一緒にいる時間の出来事がメインで
どうなんだこれ
退屈じゃね

とか思ってたんですが

この映画はスポーツ映画ではなくて
カーレーサーという職業についた
ひとりの人間の幸せ
向き合った人生の話になっていき
とても興味深く観ていられました

カーレーサーという職業は
果たしてどういう人生を歩んでいくのか

恋人は?家族は?親戚は?友人は?犬は?

レース場の外での出来事、人間関係と
職業との折り合い

家庭と仕事の折り合い

自分の夢と家族の幸せとの折り合い

色んなものと折り合いをつけようと
上手い落とし所をなんとか見つけようと
主人公が
様々なアクシデントに巻き込まれながら
幸せを掴もうと
もがき苦しむのは

道中ホントに色んなことが起こるので
めちゃくちゃ見応えありました


犬の見ていた世界と
主人公の見ている世界が合わさる
ある瞬間は、
ごめんなさい
ちょっと気持ちよすぎて
自然と涙が流れてきてしまいました

犬視点の変わった語り口ながら
幸せについて一段も二段も深く掘り下げた
濃厚なヒューマンドラマ映画でした