オリマキの人生で最も幸せな日 2020 92分
45点


世界チャンピオンへの挑戦を前に
恋をしてしまったボクサー...



フィンランド発のボクシング映画
ではなく
モノクロの恋愛映画です

ボクシング、
しかも世界チャンピオンとの
世紀の一戦を扱うので
そりゃあ盛り上がるっしょー

減量、スポコンしゃーおらー

なんてことを期待すると
盛大に肩透かしをくらいます

あくまでボクシングは飾りで

メインは
こちらも超淡々とした
静かな恋愛模様です

正直、こっちも恋愛のほうも
劇的な事が起こらなさ過ぎて
ぶっちゃけ退屈でした

ボクシングの練習の合間合間
むしろさぼってデートをして
減量してデートしてみたいな

世界戦を直前に控えた
ボクサーに有るまじき行動は
ちょっと理解に苦しみました


勝手に期待して失望する人に対して
あなたの責任はないわ

的な一見光るセリフもありますが


はたして
世界チャンピオンになろうとしている男が
このセリフを逃げ場所にして良いのか

という
才能もあって
自分で選んで
かなりの所まで上り詰めた
ボクサーという職業に対しての
あまりにも無責任な

妄言は
良さもわかるんですけど
腹立たしさすら感じてしまいました


そもそもボクサーという
ショービジネスを選んだ時点で
誰かを期待させることは他の職業よりも
期待値は高いし

それを包みこめるほど
愛は万能ではない

と思うんですけどね

ちょっと職業観も
恋愛観も全然合わなかった

残念ボクサーの恋愛映画でした〜