ジョジョラビット 2020 108分
55点


第二次世界大戦末期のナチスドイツで
軍事訓練を受ける少年...




第92回アカデミー賞6部門ノミネート
脚色賞受賞
そんで
あの腹黒コメディの名手
タイカワイティティ監督脚本作
と評判の高い作品ですが

個人的にはあまり面白くありませんでした
というかむしろ
眠たい作品だなと感じました


想像上の友達としてヒトラーが見える少年が
主人公と、大胆で奇抜な設定なんですが

それだけなんですよね

妄想ヒトラーと
爆笑のやり取りがあるかと思えば
特になし

会話が伏線になると思いきや
そうでもなく


少年兵としての訓練が
熱い伏線になるかと思えばそうでもなく

友人、家族とのやり取りが
後半活きると思えばそうでもなく

なんかこう
場当たり的というか
人物、セリフ、シーンが
有機的に繋がってないなと感じました


もっと
訓練で笑っていたアレが戦場では、とか
ヒトラーの言ってたアレが実際は、とか

練習からの本番
虚構からの現実

みたいな対比がない訳では無いんですけど
対比が物足りないんですよね


あと致命的なのは
意図的なのかよくわかりませんが
戦争映画に必要な
緊張感が全然ないんですよ

今敵軍がこのくらいの戦力がで
ここまで来てるんだけど、、
主人公は大丈夫かなあ

とかね

反ナチスの活動とゲシュタポとの
駆け引き
いつ捕まってもおかしくない

みたいな
誰か死ぬかもしれない
誰か捕まるかもしれない
っていう緊張感が
全然感じられなくて
あくび連発してました


そうなると道中
緩急のないただの緩いコメディに
なっちゃうっていうね。


せっかく
低いアングルのカメラワーク
靴紐演出、うさぎ伏線と
いい所もあるのに

緊張感のなさから
集中力の持続が難しい
子供の目線ナチズム映画でした〜