デイアンドナイト 2019 134分
60点

地元大手企業を内部告発し自殺に追い込まれた父親の元に東京から息子が帰ってくる...



プロデューサーはなんとあの山田孝之

監督は
新聞記者、青の帰り道の
藤井みちひとさん33歳です

脚本には山田孝之も
参加しているとのことですが

個人的には
藤井みちひとさんの作品
やっぱり合わないんじゃないかなあ
という感想です


大手企業に対して
正義の内部告発をしたものの

権力で跳ね返され、自殺した父の
無念を晴らそうと復讐の方法を探る
主人公
という
真実探求復讐話と並行して


養護施設の子供たちのために
裏稼業をして金を稼ぐ
という
子どものためにする良くない金稼ぎ話が

同時進行していくんですが


真実探求話パートは
真実の底が浅いというか、
まあ、そうだよね的な観客の安易な想像を
なぞるだけの内容になってしまってるし


裏稼業パートも
盗難車描写こそ
知的好奇心をくすぐられましたが
やっぱり、まぁそうだよね的な
表面的な描写が多くて
個人的には面白くありませんでした


昼と夜という
映画タイトルの通り
昼の場面と夜の場面のわかりやすい
対比はもちろん

父の正義と悪
大企業の正義と悪

裏稼業の正義と悪
子どもの正義と悪

など
色んな正義と悪を観客に考えさせる
余白だったり

登場人物の衣装の色、
小道具、舞台を使った
コインの裏表的な
上手な演出もわかるんですけど


色々あっても
結局、まぁ、そうなんだろうねっていう

想像を超えてこないんですよね
藤井監督の作品て...

評判はなんかいいみたいなんですけど


うーん、
裏稼業みたいな設定が出てくると
途端に萎えてしまう癖が抜けないなあと
再認識したやや苦手な映画でした〜