悪のクロニクル 2015
75点


昇進を控えた警察の課長さんが
とんでもない事件に巻き込まれてしまう...




いわゆるどんでん返しタイプの映画ですが
...やられました


昇進のため、自分のキャリアのために
些細な、
けれど重大な誤った判断をしてしまった
ナイスミドルなおじさんが
精神的に、物理的に
どんどん追い込まれていくのが

とてもスムーズ、スマートで

あーあ、やっちゃった
あーあ、どうすんだろこれ
え、これ、どうなっちゃうの

製作者の狙い通りに
楽しませていただきました


確信に触れないように言うと

悪事に手を出しちゃった課長さんが
自分の悪事をひた隠しにする

って話なんですが

ひた隠しにしたものの
証拠隠滅したものの

出てくる証拠だったり、
なんなら同僚に色々見られちゃってたりの
ヒヤヒヤ感、というかアウトな感じはとても楽しめました


そんで
上手なミスリードや
大胆な仕掛け伏線が炸裂する
終盤の展開には

腰抜かすほど驚かされましたし

いやーうまいなあと
唸ってしまいました


日本人が好きそうな
意味ありげな殺人動機に
驚愕の展開に翻弄される
良作サスペンス映画でした〜