
神と共に第二章 因と縁 2019
65点
寿命が来たおじいさんを迎えに行く
冥界の使いたち...
七つの大罪の異色ファンタジーとして
抜群だった前作
神と共に第一章 罪と罰
の続編です
こちらも前作同様、約140分
韓国内観客動員も1200万人越えと
大ボリューム、メガヒットとなっております
今回は七つの大罪要素は
やや影を潜め
メインとしては
寿命の来たおじいさんを守る神様を
どう説得するか
いや、でもおじいさんも
いまの状態で冥界に連れてっても
残された人達どうすんの
的なヒューマンドラマを主軸にしつつ
冥界の使いたちの生前の記憶を
紐解いていくっていうね
下界ではおじいさんを
冥界では使いたちを
ついで裁判ではある人物を
知っていく
しかもそれらが
複雑に絡み合ってっていう
なんかもう情報量凄いことなってました
ただ
前作と違うのが
過去の出来事を知っていく過程が
裁判に必要だからなのではなく
あくまで
冥界の使いたちの個人的な動機に基づく
推進力によって
過去が明かされていくので
推進力のない回想となってしまうので
時間が止まっているような
退屈な時間が続いてるような感じもあって
前作ほどの熱量、推進力、
知的好奇心の継続ってのは
かなり弱まっていました
けれど
彼らの千年前の記憶を
紐解いていき
見えてくる真実は
第一章の彼らを知っているからこそ
とんでもなく胸を締め付けられるというか
非常に複雑な心境にさせてくれました
前作が
エンタメアクション寄りだったのに対して
今作は人間の内面と過去と向き合う
若干地味な感じになってましたが
十分に楽しめる濃厚な冥界ヒューマンドラマ
映画でした