来る 2018
70点


アレの恐怖に脅える
妻夫木聡と黒木ハルの新婚夫婦...





告白の中島哲也監督作品です

沢村いちさんの小説が原作です


怖いというより
とにかく不気味な
いやらしいスリラー映画でした

映画のテイストの変化、時間の経過、
そして視点転換が
とにかく楽しくて不気味で

なおかつ情報量が豊富で
2時間14分、物凄いカロリーを
持っていかれました

前半部の
超糞イクメン野郎、妻夫木聡への胸糞
限界突破スレスレ新米母親、黒木ハルの

日本のどこかで確実に起きている
核家族の静かな悲劇という

怖さだけでも相当やばいのに

それに忍び寄る
アレ、という恐怖が

掛け算的に合わさって
えげつのない不気味さを味わえましたし


とんでもない斜め上の
終盤と見応えたっぷりでした


そして

映画を通じて描かれる



様々な「仕切り」の表現が
非常に楽しめました

部屋の部屋や壁はもちろん、
カーテン、カラオケのドア、
お店の窓、ガラス
など
至る所に

空間と人の心を区切る仕切りの演出が
施されていて

結界とか

なんなら人間の本質を心とするならば
肉体も仕切りですし


一貫して


窓を閉めていたはずの部屋に
虫が入ってくる恐怖

自分の仕切りに何かが入ってくる恐怖が
繰り返されていたように感じました


だからこそ
仕切りを超えて入って来たものを
受け入れてしまった者の異質さが
際立つ終盤は

映画の中だけで完結するものではない
今に続く
生きてる怖さなんかがありました


足せるもの全部足しました
というエンタメジャパニーズホラー映画でした