男と女の観覧車 2018
65点


不倫願望のあるケイト・ウィンスレット...






興行収入は赤字でしたが
ウディ・アレン監督らしい
安定感のある男と女の話でした


1950年代ニューヨークの
コニーアイランドにある遊園地が主な舞台で


問題だらけ、欠けたものだらけの
ケイト・ウィンスレットの
一癖も二癖もある家族をベースに


あるかっこ悪い事情にて
欲求不満、浮気したい
いつもと違った景色を見たいと願った
ケイト・ウィンスレット
長いんでここからケイトと呼びますね

そのケイトの
ある意味での
ひと夏の経験の物語が展開されていきます


映画はケイトの
若い不倫相手

ジャスティン・ティンバーレイクの
語りによって進んでいきます

最初は
歳上のケイトの
落ち着き、人生経験からくる余裕なんかに
惹かれて、逢瀬を重ねていきますが

いろんな種類の
家族の問題がケイトを
追い込んでいき
じわじわ余裕がなくなっていき

ケイトが恋に悩むメンヘラ女に変わっていく
過程が

大人の女性代表みたいなケイトが
メンヘラになるっていうギャップが
めちゃくちゃ面白くて



禁断の恋ならではの
誰にも言えず自分の中に
溜め込むことしか出来ない感じとかねー

いいんですよー

謎に絡んでくるギャングとかもいて

109分苦い笑いだらけでした


結末のアレを観覧車と捉える監督の感性
やっぱ凄いし

メンヘラになるケイトが楽しめる
ギャップブラックコメディ映画でした~