へレディタリー継承 2018
70点


ばあちゃんが死んだばかりの四人家族...



今作が長編デビューの
アリ・アスター監督作品です

ライムスター宇多丸の2018年ベスト1位の
最凶ホラー

ということで否が応でも
ハードル上がりまくってましたが

評判も納得の

サイコホラー
サイコスリラー
密室ホラー
家族呪縛スリラー
理不尽ホラー

など色んな種類の恐怖体験が出来て
怖かったです

音と
焦らしプレイ的ないじわるな
カメラワークなど

ホラー映画の醍醐味もありつつ

この話どこに向かってるのかわからないけど
確実にやばい方向に進んでる感

たまんないものがありました


序盤のあるショッキングな出来事。
中盤の、わ、これヤバいやつだっていうのとか
終盤の、いろんなパズルのピースが
集まってくるカオス展開とか

もう、もう
具沢山、盛りだくさんで

しかもそんなに
びっくり演出
グロ描写があるわけでもないのに
なにこの疲労感っていう感じでしたし


なによりすべてが終わってからわかる

個人の力では抗うことなどできないような
大きな力によっていつからか操られてるような
そういう恐怖

そういう歯車的恐怖っていうんですか
それは冒頭のミニチュアハウスあたりで
実は暗示されてたんじゃねーのとかね

思いましたよね


家族っていう1番安心できるはず場所が
いちばん怖い場所に変わってしまう
アンチメジャー感も楽しめますし

意外と後味も悪くないので
気軽に楽しめる
理不尽サイコスリラーホラー地獄のファミリー映画でした