マーシャル 法廷を変えた男 2018
70点



1941年の米コネティカット州にて
レイプ容疑で逮捕された黒人を弁護することになった黒人の弁護士...




ブラックパンサーの
チャドウィックボーズマンが主演をつとめます

個人差別が根付いていた頃の
法廷劇が楽しかったです


自然と黒人に不利になる法廷の圧力
黒人に充満するもはや諦めの空気

というのが裁判長、陪審員、相手側弁護士、
そして被告人の細かな演技演出から
伝わってきていました


そしてそれに
抗う主人公たちの弁論は
とてもロジカルなのに

その、黒人差別が作るおかしな空気に
潰されそうになる、
真実が埋もれてしまう

なんなら
法廷の外でも攻撃をされる

という展開は法廷ものの面白さが凝縮されていてよかったです


事件の真相も
史実映画といって侮るなかれ

環境、家柄、世間体、世論、嘘と真実と
色んな要素が組み合わさって
一筋縄行かない感じ

これどうなっちゃうの感が
モリモリで
時間が経つのがあっという間でした


今も尚ある差別に釘を刺す台詞
事実を話すことで生まれる不都合など

あとあと

エンドロール中もたまらん演出あったりと

ボーズマンのドヤ感が気になりますが
隅々まで楽しめる実録法廷映画でした〜