
タクシー運転手 約束は海を越えて 75点
2018
1980年、外国人記者を乗せたタクシーが光州に向かう...
光州事件を描いた社会派作品です
主演は同じく軍事政権下で起きた冤罪事件を扱った 弁護人 という映画と同じ
ソン・ガンホです
1980年の出来事ながら日本ではほとんどの知られていないような事件ということで
この何も知らないタクシー運転手同様に
国家によって、情報が歪められ、
暴力武力行使が横行していたことを
知らされます
序盤は
タクシー運転手のほのぼの日常コメディから
始まり
徐々に
国家による暴力を目にしながらも
そんなわけないよな
国がそんなことするわけないよなあ
という優しい思い込みが
徐々に
真実により壊されていくさまは
身の毛がよだつような
恐ろしさがありました
国による違法行為
国による情報操作
国による改竄
とまさしく
今の日本で起きていることと似ているなと
この映画のうつした痛ましい過去は
日本の未来の姿なのではと
イメージせずにはいられませんでした
タクシー運転手ならではの
コンプライアンスと仲間意識に
笑わされ、
まさかのダイナミックな展開にも驚かされ
エンタメ要素もふんだんにある
韓国での大ヒットも納得の
時代を駆け抜けたタクシー映画でした