聖なる鹿殺し 2018
65点

家族を人質にとられた心臓外科医




ギリシャ神話の
「アウリスのイピネゲイア」
になぞらえている、ことですが
恐らく99%みんな知らないので
特に気にしません

過去に犯した罪のせいで家族の命が
ある人物によって危険に犯される

というありがちなあらすじも


厳かな音楽
気持ちの悪いカメラアングル
理不尽すぎる復讐
唐突でやり場のない暴力

と静かで淡白な演出のなかにある
溢れ出る不気味さ、おぞましさが
画面から溢れ出てきて
胃がキリキリしました


ただもう
人智を超えた話になっちゃうので
医学的、科学的なロジックは激弱なので
そこらへんを追求すると
モヤモヤしますし


明らかに人智を超えちゃってる事態が
起きてるにも関わらず
正常性バイアスかなんかで
医学的アプローチで解決しようとする
主人公はなんだかドン臭く感じました


それでも
全員がなんとかしようと
もがく終盤の滑稽さや

あの第3ステージのヤバい感じは

有無を言わさない
力業感こそありましたが

背筋ブルブル
すんごいゾクゾクしました



鑑賞後に
冒頭に挙げた難しい名前の
ギリシャ神話の結末を知ると


不気味さ倍増の
地味理不尽薄味ホラー映画でした