いじめっ子の男の子が
聴覚障害を持つ女の子に出会う...。




障害者へのいじめ
そしてその後の青春というか
人生のうねり、歪みを描く
アニメーション映画です

イジメが熟成する、エスカレートする空気感
クラスの幼稚な同調圧力の再現が見事で
とっても胸糞でした

そこに大人が介入してきて
解決しようとしても

汚染されてしまった
壊れてしまった心は取り戻せない


という
およそアニメが含みがちな
甘酸っぱさや楽しさ、瑞々しさは無しで

その後の陰鬱とした展開と
それでもどこかに光をみようともがく
主人公らは
内容とそぐわず不思議と眩しかったです


にしても
ぐちゃぐちゃになった彼らを観て
どうすんだと思ってもいましたが

コミュニケーションとは
キャッチボールなのだなと再認識しました

相手の取れるボールを投げてあげる
相手の投げたボールのコントロールが多少悪くてもキャッチしてあげる

そんな当たり前のことが
出来ていない


いかにもなアニメな
感情がそのまま表情に出ちゃうような
キャラクターたちばかりだけれど


彼らのコミュニケーションの
キャッチボールの仕方がそれぞれで
はがゆくて、甘酸っぱくて、
痛くて、辛くて、悲しくて

だけど、
さんざん傷つき傷つけあい
できた傷が癒える過程で

世界がガラリと変わる

コミュニケーションの
キャッチボールが少し上手くなった
彼らには希望を感じずにはいられない
映画でした