
黒人ゲイの少年の半生...
アカデミー作品賞とった作品でありますが
やっぱり個人的には作品賞作品合わないことが多いです
黒人のゲイの主人公の
少年期、青年期、成人期
という時系列で話が進行して
親以外に育てられたり
好きな人が出来たり、
色々事件があったりと、
各パート起きるんですが
どれも抑え目の、
派手さの無いエピソードで
話としては短調で淡々と
(映像の色味、ぬめりのある音楽と目新しさもありますが)
ずっと主人公に寄り添ったカメラワークと
細やかな心理描写を味わうという
かなり薄味映画です
薄味なんですが
三つのエピソードの行間を読む、
そして最終的に彼の未来の
希望を感じるというのが
この作品の魅力だと思います
なりたい自分
本当の自分を殺して
その対極に位置して日々過ごしていることの
窮屈さ、コレジャナイ感は
音楽かけても体が全然乗らなかったり、
全然過去引きづってますよ小道具だったりと
もう見るも明らかで、
型にハマっているがゆえに生きてるけど
とても生きづらそうだなと、
感じました
ラスト、彼が型から外れ
心のウチを話するのは感動しますが、
道中あまりにも薄味なので
やっぱり口に合わなかったなあというのが
素直な感想の映画でした!