まだ黒人差別が色濃くあったころの1960年に
NASAに務める三人の黒人女性




コンピュータではなく人力で計算していた
数学のど天才の女性を中心に
三人の黒人女性の活躍を実話ベースで描いた作品です

スポコン的な話ではなく
すでにある高い能力が差別や規則により
抑圧され
発揮できない状況をどう打開していくかというところが見どころです

黒人用トイレ
黒人だけの部署
黒人の入れない学校

と個人の力だけではどうすることもできない
ものに対して、
諦めず、全力を尽くして、
時には周囲を巻き込み
1歩ずつ進んでいく彼女らの姿は
素直にかっこよかったですし
感動しました


ただ肝心の能力フル発揮の計算シーンが
あるんですが、
ただの板書になってて
正直ポカーンだったので

そこに彼女は今ロケットの
何の計算をしているのか
そんなことが計算でわかるのかと
映像的にわかる工夫が欲しかったですし

コーヒーとか小さな伏線回収はあるんですが
話の背骨となる大きな伏線がなく
ちょっと燃えなかったです

あの鉄板トラブルのロジックあってもよかったんじゃないかと


あと
IBM勝手に触っちゃったりと
雑なツッコミ所もありますが

逆境に負けない信念が
現実に打ち勝つ爽やかな宇宙開発映画でした!