凄腕スリがCIAとタッグを組む...





パリを舞台に
誰も信じてくれない
誰も信じられない系のサスペンスアクションです


CIAのはみ出し者と
戦闘能力皆無の凄腕のスリが
やむを得ない形でタッグを組み
巨悪に挑む
巨悪が潰しにかかる

というありがちなストーリーも
摺師のテクが凄すぎて
なかなか楽しめます


財布から札だけ盗んだり
小さな罠を仕掛けてピタゴラスイッチ的に
狙ったものを盗んだりと

最後の最後まで目が離せませんでした


無駄のないスマートな脚本と
スピーディな話運びには
感心しっぱなしでしたし

敵を倒すまでのロジックもきちんとしていて
よかったです

護送車の中での戦闘とか
味方が優勢になると、
車が曲がって形勢逆転なったり、
予期せぬアクシデントが起きたりと

ホントにうまく出来てました


メインとなる事件はなんだか
矮小というか結局それかいな
という感じなんですが

それでも
国民を意図的に煽る怖さ
ある出来事の裏にはほかの狙いがあることと

全世界共通の
国が腐敗していく過程を覗けて
背筋が寒くなりました

オチの安易な着地はありますが

またこのコンビ観てみたくなる映画でした!