知的障害者の弟と銀行強盗を働く兄...



弟の障害とか女心などを利用したり
タチの悪い嘘連発でピンチを
切り抜けてく兄が最低に面白い。

最低なんだけど切り抜け方に
ちゃんと納得できる
ロジックがあるのがまたイヤラシイです


延々と流れるマヌケっぽいんだけど
トリップ感ある音楽で不安感をあおりながら

話の着地点がコロコロ変わったり
使い捨て感たっぷりの仲間を作ったり

と展開豊富で楽しいです


ただ、1箇所極端に説明的というか
明らかにしゃべらせすぎなとこあるし、
いやいや、そこそんなに簡単に仲間になるか

てな箇所がありますが、
話全体に疾走感と頭の悪さがあるので
あんまり気になりませんでした


ただ
弟にあんだけ固執していた理由を
結局説明しないし

こんだけ振り回された話なのに
オチが単純に、カッコ悪いんですよね


もっと斜め上の着地を期待してしまっただけに残念な映画でした