元カレを忘れられない十和子は、汚いオッサンと暮らしていた…。



出てくる人全員クズの変則恋愛変則サスペンス小説です。

十和子が経験する(自分から当たりに行ってる感じありますが)
いろんな不快感MAXエピソードにうんざりしながらも

家には汚いオッサンが料理作って待ってるという

その繰り返しの構成ですが、
汚いオッサンの人間味溢れすぎな
下品な言動がすばらしく安心感を生みます。


なんで騙されるの気が付かないんだよ、とオッサンに罵られても
オッサンも結構大人としてクズなので、説得力がありそうでない
「こいつホントは狂ってるんじゃない?」

逆に十和子の心の動きの方が掴めるわ…


という描き分けが上手だし


その大きな仕組みが物語の仕掛けになってるという、壮大さがありました。

いやー全体像がみえると
こんなに愛情深い話もないよなあ。
と思えるスルメ系作品でしたね


ただ、ミスリードもわざとらしいし
謎解きもそれほどびっくりはしないのでそこに求めている人には合わないと思います。