千葉、東京、沖縄で暮らす男女が素性のしれない男性とそれぞれ出会う...



吉田修一原作に
李相日監督です
悪人と同じですね

千葉では宮崎あおい演じる元風俗嬢の好きな人

東京では妻夫木聡演じるゲイのカップル

沖縄では広瀬すず演じる移住者

それぞれが逃走中の殺人犯じゃね?こいつ、みたいな人と出会いなんやかんやと話が動き始めます。

殺人犯の参考写真が疑わしいヤツら全員に当てはまる感と

ミスリードミスリードした伏線に笑いつつも

犯人を追う警察もいますが、
犯人探しがメインな話ではなく

「好きな人が殺人犯だったら...」という人間の好きという感情の脆さをあぶりだしてきます。

疑いを持って見える景色の不安さ、
不確かな情報に意味づけしてまう
弱さ悲しさ、でもわかるぞそれ!
の積み重ねは
三ストーリーに共通してるし、
間延びしなくて良い


重たい涙を流す広瀬すず、
無垢なのに汚れてしまう宮崎あおい、
ふたりの好演が光りました