いきなり宇宙船が地球のあちこちに現れた




意味不明にでかい未確認飛行物体
宇宙人だろ...目的なんだろ...
会話してこいや

で連れ出された女言語学者が必死にコミュニケーションしようと頑張る話です

無機質な宇宙船の内部と仕掛け
におどおどしながら
そんで宇宙人の姿形
なにより彼らの使う文字の造形は
まさに未知との遭遇でした。

得体の知れない
何もわからない彼らと
なんとか意思疎通をしようと

こちらから語りかけることに対して
の彼らの反応を精一杯分析して
理解しようとする主人公は

他社を理解するとはなにか、
ということの本質を教えてくれます

人間の
「外から来たものは敵である」
という防衛本能はわかるし、
宇宙船早く撃ち落とせよ
というのもわかるけど

それよりも
相手が伝えようとしていることを
知ろうとするという当たり前の
ことを皆、疎かにしていること

他国を出し抜こうと、
物事の本質を見極めず
非協力的な動きをする世界の力関係には
うんざりさせられます


終盤のSF超能力展開はあまり好きではありませんが
「すべてを知ったうえで答えを出そうとする」
彼女の選択は
人生のありがたみを語っているようで
せつなくも温かい気持ちになれる映画でした!