衰えたウルヴァリンと少女との逃避行...





ウルヴァリンシリーズ完結作品です
このシリーズのパワープレイ的な爪アクションはもちろんありますが、
..
アクションというより
痛みが伝わる暴力として見せてくるのでしんどいです

話は追っ手から逃げながら
とある場所を目指すという
ありきたりな運びなんですが

細かいところに
ハイテクなだけの無駄な装置が出てきたり
廃れっぷりのすごい未来があったり
けれどそこに生きる人々がいる

という世界下り坂感が独特でよかったです

にしても
話が退屈でした

ウルヴァリンが本調子じゃないのはわかった
子どもが結構強いのはわかった
敵が相当やばいのはわかった

けど
意図的かも知んないけど
なんかもっと楽しませてくれよと

敵のハイテクな義手の能力ないのかよ
とか
子どもとふたりで協力したりしないのかよ
とか
お前らそんないい能力あるならもっと早く使えよ
とか
ドーピングの作用反作用の面白さ皆無かよ
とかエンタメ的に盛り上げれるとこ
全部スルーしちゃうもんだから

全然乗れませんでした。


「人を殺したら、それが正義でもおしまいだぜ」的な良きことも言ってるんだけど、
もう時すでに遅し感満載で
首傾げてしまいました


うーん
お気楽おバカアクションこそ脱したものの
エンタメ度は激下がりなのに
残虐さ地味さ激上がりな
ちょっと残念なシリーズ完結作品でした