
チャットに集まったメンバーは
自分の実際にした殺人事件をクイズにしていた...。
歌野晶午苦手だったけど
これいけました!
各メンバーがそれぞれ事件をおこすのでほぼ短編集的な読み方ができます
それぞれの事件の
バリエーション豊富さはもちろん
メンバーがひっきりなしにポンポン推理を発表してくれるので
読者との思考の距離が近くてよかったです
急に途切れるチャットや
人物設定が小説全体を包む伏線になっていたりと
ニヤリとする仕掛けもあるので
短編集的な楽しみも1冊の小説的な楽しみもできるのがよかったです
チャットの外での個別のコミュニケーションとか、、ツボ抑えてますよね...。
結末のくだりは読者に投げちゃった感じもありますが
気軽に楽しめる良き推理エンタメ小説でした