小学生はみんな"吉野刈り"というダサダサオカッパヘアーにしなければならない村に、東京から茶髪のオシャレボーイが転校してきて…!?



「かもめ食堂」「めがね」の監督の作品

なんか他のレビューを見てると"シュール"だとか"ゆるい"とか書かれているが、どこらへんがそうなのか教えてほしい。

スティーブン=キングの「スタンドバイミー」を観て"シュール"なんて本気で思うのだろうか。


とかゆう前フリがありますが…
全然ゆるくないしシュールでもない、とにかくテンポがよく面白い。

村の理不尽とも思える"吉野刈り"の伝統に対して、茶髪の転校生同様、激しい怒りを覚えるし、子供時代に抱いた
「子供の自分たちは大人の言う通りにしか生きられないのか…」
みたいな、いま考えるとわけわからん周囲への反骨心を思い出させてくれる。


自分より大人の姉が男に捨てられるとこを見てしまったり、父親が弱さを見せてきたりする場面では大人になるとはなにか、自由とはなにかをストレートにぶつけてくる。


他にも、男子なら必ず通るエロ本、床屋→美容院のくだり、好きな人暴露、無断外泊…etc
なんて挙げ出したらきりがないほど、面白い場面がある。

笑う人を選ぶシュールさはこれらから感じない。万人受けする、懐かしい笑いだ。