売春婦のアイリーン(シャーリーズ=セロン)、自殺する前に手持ちの5ドルを使い切ろうと酒屋へ入る。
そこで彼女はレズビアンのセルビー(クリスティーナ=リッチ)と出会い、一緒に暮らそうとするのだが…。
連続殺人により全米初の女性死刑囚の実話。
売春婦→殺人鬼となった主人公を演じるのはシャーリーズ=セロン。
この役の為に彼女は10Kg以上の増量と不細工な特殊メイクをしている。レズシーンもあり、完全に体当たりの役である。
一方のセルビー(仮名)はアダムスファミリーのクリスティーナ=リッチが演じる。彼女もまたアイリーンのひたむきな愛に困惑する複雑な役を見事に演じていた。
のだが…
この映画、めちゃめちゃ後味が悪い!!
「最後に悪い奴はどーせ死ぬからいいんでしょ」くらいの軽い気持ちで見る人は絶対見ないほうがいい。
この救いようのないモンスターを直視するには、相当の覚悟が必要だ。
その覚悟と同時に主人公のどうしようもない愛を感じられる。
同じ未来を見ていた二人が引き裂かれてしまう、過程は目を伏せたくなるし、虚しすぎまっせ…。
精神力使う映画は苦手すなあ