金持ちの子アミールとその使用人の子供ハッサンは身分こそ違うものの、仲の良い関係だった。しかしある日を境に二人は引き裂かれてゆく…。




原題「The Kite Runner」
マークフォスター監督作品。マークフォスターらしい斬新で綺麗なカメラワークは健在なものの、内容はイマイチ煮え切っていない。

青年期の現在から幼少期の過去を顧みるスタイル(?)で舞台のアフガニスタンの変わりようには心を打たれた。

タリバンがいない頃は洋画が見れたり、子供たちが凧を上げて遊べるほど町には活気があったのだが、タリバン政権後にはサッカーのハーフタイムに公開処刑を始める始末。理不尽にもほどがある。

そういったメインの話とはあんまり関係のないところに心動かされるのだが、肝心の話の結末は…利己的というか現実的というか都合良すぎだろ...


そのせいでラブストーリーみたいなタイトルもあまり効かず、万事休す。