法廷画家をするカナオ(リリーフランキ-)は流産から鬱になってしまった妻翔子(木村多江)を支え生きていく…





これも至極日本人的感性な作品
全世界的なハリウッドを目指さずに日本でしか通用しないような作品がやっぱり好き。

その代表例となりそうなのがこの「ぐるりのこと」
ごく普通の夫婦が崩れ、再生してゆく姿を法廷画家という変わった職業にスポットライトを当てながら描いていく。

夫婦×風変わりな職業
の映画といえば「おくりびと」か…今後、名作化するシリーズになるかもしれない。笑


で、法廷画家っていうのはニュースで裁判を再現する時に映るあの絵をかく人。

ひとつの裁判ひとりで描くわけじゃなくて何人ものチームで一日何枚も書く。
当然、裁判の話もするし、プライベートの話もする

法廷でも、家庭でも主人公たちの何気ない会話が本当に何気ない。
演技なんだろうけど、笑うタイミング、声のトーンが超自然で観ているこっちの気持ちがほぐれてくる。

不法外国人風俗労働(?)の裁判で見せる主人公の笑顔なんかはまさにそれ。


一見退屈な映画っぽいけど、いい映画。

三十代になって、絶対また観たい