ユダヤ人俳優のグリュンバウムはヒトラーの演説指導を依頼される…



ユダヤ人、ヒトラーなんて聞くと反射的に血生臭い戦争映画を思い浮かべるけど、今作にその要素はない。

それどころか皮肉いっぱいの笑いを与えてくれる。

全編にわたり敗戦まっしぐらのドイツの姿を滑稽に、随所に主人公の葛藤を描き飽きさせず一気に見せる。


この映画と全く意味合いは違うけど似たようなことが起きてるのが、日本の政治報道。

麻生さんの土日ETC千円なんかの超良政策には目もくれず、漢字の読み間違いとかしょーもない個人のミスをこぞって叩く、アホくさい。
木を見て森を見ずだな…。


木を見るこの映画、無駄なシーンもたくさんあるけど、あたらしい視点に気付かさせてくれる一風変わった戦争映画の佳作かしらん