早くに妻を亡くした下級武士清兵衛(真田広之)は母と子供達と倹しいながらも幸せに暮らしていた。
ある日、清兵衛は友人の妹(宮沢りえ)を助けるために果たし合いをする…。



山田洋次監督作品
古き良き、とはこの作品のためにあるんじゃねーの、と思わせるほど、昔の日本の風景、風俗(エッチな意味じゃないよ)に深い感銘なんかを受けちゃったのよ。

田舎にはああいうのが生きてるんだけどな。都市じゃめったに見ないな。
死んじゃったな。全部作りもんだろ。だれが継承したらよいのよ・・。


物語はただ淡々に起きたことを映すだけなんだけど、日本人の根付いている"和"っていうのかな、あの無言でもわかりあう、相手を気遣う感じが伝わってきて安心して見れるのな・・。


そんでキャストもいいなあ。
「武士の一分」ではキムタクの怪演にびびったけどさ、本作の真田広之は超自然な武士やないすか・・。

ついで腹黒いイメージ(?)の宮沢りえも、超武士の妻やないすか・・・。
惚れてまうやろ・・・。打算、偽善といった言葉をいっさい必要としない日本人理想の女性を真摯に演じている姿が大変に素晴らしすなあ。

なんでああいった時代の女性がいたのに現在のギャルなんて人種が生まれたんだろうな・・。
えんこうってなんですか。もういやだこの国の女の人は・・。
なんも観てないだろ・・。



こんなの日本人じゃないとつたわんねーだろ。
こういう映画で文化は繋がってくんだから、若い世代のひとら見なさいよ。
そんな時間殺してないでさ。